2021年に入り、東北地方は大きな地震が頻発しております。
その影響もあり、当社にも住み替えを希望されるお客様が度々いらっしゃいます。
その多くはマンションにお住まいの方で、地震で揺れるマンションを売却し、戸建を購入したいという方です。
上記のようなお客様でも、「戸建を購入できる現金をお持ちかどうか」「住宅ローンの残債があるかどうか」「購入希望の戸建は既にあるかどうか」など、お客様によって状況は様々です。
そして、状況によって取るべき対応は変わってきます。
そのため今回は、
・戸建を購入できる現金を既にお持ちである
・住宅ローンの残債がない(完済している)
・購入したい戸建がある
という状況の方について解説します。
結論から申し上げますと、上記を満たす方については、
・先に現金で戸建を購入する
・マンションの荷物を新居に移す
・短中期的にマンションを高値で売却する
という方法をおすすめしております。
先に現金で戸建を購入する
原則、不動産は申込の先着順で取り置きとなります。
そのため、「マンション売却後には、希望の戸建の募集が終了していた・・・」ということが少なくありません。
このような理由で、希望の物件があり、現金もお持ちであるという場合には、先に物件の申込・購入をされることをおすすめしています。
「そんなに急かさなくても・・・」と思われるかもしれませんが、欲しい物件がタッチの差で購入できない経験をする人は案外多くいらっしゃいます。
マンションの荷物を新居に移す
マンションを急いで売却したい場合は、不動産会社に買取依頼をするのがベストです。
この方法が最も早く売却ができますが、売却額が2~3割程度安くなる傾向があります。
住宅ローンの残債がある等の理由で、急いで売却したい場合は上記を検討すべきですが、そうでない場合は安値で売却することになるため、当社ではおすすめはしておりません。
今回のケースでは、戸建購入後にマンションにある荷物を移して頂き、空の状態にして(必要に応じた修繕もして)から売却募集を開始するのが良いでしょう。
短中期的にマンションを高値で売却する
マンションを保有している場合、住宅ローンの残債がなくても「管理費」「修繕積立金」「駐車場」といった固定費が毎月かかります。
仮に上記を合計して毎月5万円かかるマンションであれば、年間で60万円が売却期間中(住んでいなくても)にもかかることになります。
しかし1年間で60万円の支出があっても、お部屋を空にして(必要に応じた修繕もして)売却募集をすれば、その分以上に高値で売却できるケースが多いです。そのため、当社ではこの方法をご提案させて頂くことが多くございます。
なお、マンションの売却募集額については、当社と買主様で協議の上で決定することになります。
これまでの相場前後での売却をご希望頂けるお客様に関しましては、売却期間中の固定資産税を当社にてご負担させて頂き、売主様のご負担を軽減することが可能です(諸条件有)。
また、マンションの売却・新居の購入のどちらも当社にお任せ頂ける場合には、新居で使用する家具家電をプレゼントさせて頂くことも可能です(金額に上限有)。
ご自宅の住み替えをお考えの方は、些細なことでも結構ですので、ぜひ当社までご相談ください。